Forebaブランドを運営しております、この熊野地方。
都会とは違った独特の気候風土があります。
その地域独特の気候風土に合ったおうちづくりが、とても大切です。
皆さん、そんな事を考えた事ってありますか?
そんな事はどうでもいいよ!と思っている方も良かったら見ていってくださいね。
まず初めに簡単に、この地域の気候風土を紐解いてみましょう。
①まず雨量が日本でも有数の多さであること
②台風の通り道であること
③高温多湿であること
④海・山・川に囲まれ自然豊かであること
この地域では雨が上から降るのではなく下から降ると有名なぐらい
雨風が強くおうちづくりには細心の注意が必要です。
湿気も多くシロアリが好む環境になりやすい。
さて、この地方も色々なハウスメーカーが、施主様に選ばれ、お家を建てております。
最近多いのが、軒の出をゼロにした箱型キューブ住宅。
コストも下げる事が出来てシンプルで好まれる方も多いと思います。
ですが、おうちの事を考えると、この地方では要注意です。
住宅では無いですが倉庫の事例でご説明しましょう。
一般的なトタン(亜鉛鉄板)造りの倉庫。
この面が北側になります。
軒の出がゼロで雨が直接壁に当たるので錆が出てきていますね。
北面でもあり日当たりが悪く乾燥も悪い為、傷みやすいと考えられます。
一般住宅でも苔や汚れが残りやすい面となります。
こちらは東面。
おうちが隣接しており、東面ですが若干日当たりが悪いですが
軒の出もあり錆びている部分は少ないですね。
因みに軒の出は60センチ以上取れると理想です。
こちらは東面。
軒の出は少ないですが、シャッター部分の錆は目立ちますが、壁面の痛みは少なめです。
木部が雨で傷んでしまっているのが残念です。
軒の出はゼロですが、日当たり風の通りが良く乾燥しやすい為、意外と劣化が遅くなっています。
最後に西面。
軒の出があり、日当たり風の通りも良いので錆は、ほぼゼロ。
庇部分の塗装のメンテナンを少し忘れていた為に塗装は剥がれてはいますが
腐っている部分もなく、メンテナンスにかかる費用も少ないかと思います。
今回は軒の出に注目してみました。
気候風土については沢山気を付けないと駄目な点が多いので又の機会に!